やさしさをチカラに

【令和6年 能登半島地震緊急募金】使途のご報告④ <コープともしびボランティア振興財団>

2025.04.15

2024年1月1日に発生した能登半島地震に対して、店舗や宅配『めーむ』で「令和6年 能登半島地震緊急募金」へのご協力を呼びかけ、組合員の皆様から多くのご厚意をお寄せいただきました。ありがとうございました。

こちらのページでは、お寄せいただいた募金の寄付先・使途についてご報告をしていきます。

【寄付先団体】 公益財団法人 コープともしびボランティア振興財団( 団体HP)

【寄付金額】   10,000,000 円

【団体紹介】

阪神・淡路大震災を機に一気に広がったボランティア活動が地域に根付くことを願い、兵庫県内の様々なボランティア活動を支援する財団法人として、1996年にコープこうべによって設立され、2012年に公益財団法人になりました。
「助け合い・支え合う社会をつくりたい」と願う人たちの思いを賛助会費や寄付、募金というかたちで集め、兵庫県内のボランティア活動への資金助成をしています。

【能登半島地震に関する支援活動】

「令和6年 能登半島地震緊急募金」を活用して、「能登半島地震被災地支援助成」を立ち上げ、被災地の方々の暮らしの再建や被災地域の復興活動に取り組む団体への支援を行っています。2024年度は、3期に分けて9団体へ支援を行い、そのうちの4団体からの支援活動報告を下記に掲載しています。

※2025年4月1日~5月30日の期間、第4期の募集を実施しています。
 詳細はこちらのページからご確認ください


【神戸・心絆(ここな)】

2024年7月から3回、珠洲市で炊き出しの実施と交流支援を行いました。7月は小学校へ避難された方を対象に炊き出しを行い、9月からは仮設住宅に入所されている方へも広がりました。被災者の方は毎回メニューを楽しみにしておられ、7月は180食、9月は250食、12月は400食を配食しました。また神戸から「1.17希望の灯り」を運び竹灯籠に灯し、地震発生時刻に黙祷、献花を行い冥福を祈りました。炊き出しを始めた頃は、避難所の世話人とボランティアに壁がありましたが、回を重ねるごとに親戚のように温かく迎え入れてくださるようになり、炊き出しにも協力してもらっています。能登半島地震は息の長い支援が必要ですので、継続して活動することにより今後も被災者の皆さんの心に寄り添っていきたいです。

神戸・心絆①.jpg

神戸・心絆③.jpg






















【播州復興隊】

石川県七尾市で活動する団体の指示のもと、2024年8月から輪島市や七尾市で震災・水害被災家屋の泥出しや清掃、荷物の運搬などを実施しました。SNSでメンバーを募り、レンタカーや自家用車で被災地へ行きました。公費解体が決まったお宅で自治体から指示されたものや家主さんの残しておきたい物の搬出。9月からは水害にあったお宅の床下や庭の泥出し、泥出し後の清掃。仮設住宅の道路の雪かきなどを行いました。活動する中で地震、水害と立て続けに起こり再建は難しいと思っていたが、ボランティアの方が来てくれたことにより立て直そうと考えるようになったとうれしいお声もいただきます。現地は復興にはほど遠い状態でありますので、今後も現地の団体の協力のもと活動を続けていきたいと考えています。

播州復興隊③.jpg




【被災支援ボランティア団体「おたがいさまプロジェクト」】

2024年9月から奥能登の仮設住宅や公民館で傾聴活動、見守り訪問、写真洗浄広報を行いました。傾聴活動や見守り訪問では、被災された方一人ひとりの心を傾聴、孤独や悲しみなどに深く寄り添い、信頼関係を築け、写真洗浄の依頼をいただき次回の活動にもつながりました。9月に輪島市、能登町など4家族、約1000枚の写真を預かり、洗浄し美装する予定です。今回取材し、被災者の方の声を動画で作成し、関西の写真洗浄会で参加者に映像で紹介して、災害の風化防止やボランティアへの参加や寄付に繋げました。そこからボランティアへ参加したいとの声があり、今後一緒に被災地で活動を行う予定です。震災から1年ですが、被災者の精神的な不安が色濃く残っています。引き続き、継続的に活動を続けていきます。

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【みんなで減災し隊!】

今回の活動は、関西学院大学の学生11名と連携して実施しました。学生の多くは災害ボランティアを初めて経験。事前にミーティングをして、能登で活動を行いました。2024年10月、能登町柳田で災害豪雨による泥出しを行い、輪島市に移動後、被災地の視察や地震で母親と祖母を亡くした中学生と交流し、話に耳を傾け寄り添いました。11月には神戸で報告会を開催。能登の現状と30年を迎える阪神淡路大震災を市民に伝え、被災地域への支援を呼びかけました。また能登の物品販売も行い、収益を寄付しました。若者が被災地で活動することは被災者の方々にとって大きな希望と勇気を与えます。今回の活動で、継続的な支援活動の基盤を整えることができたので、今後も学生と一緒に活動していきたいと考えています。

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引き続き、コープこうべ組合員のみなさまからお寄せいただいた緊急募金の寄付先・使途のご報告をこちらのページに掲載予定にしています。

(各寄付先団体の記事をアップ次第、下記にリンクを更新していきます)

一般社団法人 神戸国際支縁機構

・にしのみや若者応援BANK

・認定NPO法人 日本災害救援ボランティアネットワーク

・被災地NGO恊働センター

・神戸市社会福祉協議会有志グループ

兵庫県社会福祉協議会ひょうごボランタリープラザ

へいなんこども食堂

・コープ被災地支援センター

・日本生活協同組合連合会

・コープともしびボランティア振興財団