被災地ボランティアレポート

平成30年7月豪雨災害ボランティアバスで活動中

2019年3月25日(土)に「平成30年7月豪雨災害」で大きな浸水被害があった
岡山県倉敷市真備町に、被災地NGO協働センター、KOBE高校生豪雨災害
ボランティアチームと合同でボランティアバスを派遣しました。

KOBE高校生豪雨災害ボランティアチームは過去2回真備町でボランティア活動を実施するなど、大変意識が高い高校生のチームであり、コープこうべとしても、このような若い世代と一緒に活動できることは大変光栄で、非常に有意義な時間を過ごすことができました。

ボランティア活動内容

今回は89名と非常に多い参加者が集まり2グループに分かれて実施しました。
1グループ目はボランティア団体「いのりんジャパン」様のコーディネートで井原鉄道川辺宿駅近辺で、ごみ撤去、側溝などの土砂撤去などの清掃活動。
2グループ目は「お互いさまセンターまび」様のコーディネートで真備町の特産品であるたけのこの竹林整備(密集している竹を切りだし、搬出していく作業)。

ごみ撤去、側溝などの土砂撤去などの清掃活動の様子

被災地の住人だけでは、周辺道路の清掃なども追い付かず、道路脇や側溝にはごみが撤去できないままになっています。

地面に埋まったガラス片や小さいゴミを掘り起こしながら、中腰での作業が続きます。

数時間で、たくさんのごみを撤去することができました。

ボランティア活動終了後、倉敷市真備健康福祉館を視察。

大きく波打つプールの底 や、施設内に生えてしまったカビなど、当時の災害の大きさを痛感しました。

たけのこの竹林整備の様子

真備町は岡山県内最大のたけのこの産地。豪雨による竹林の被害が少なかったものの、たけのこ農家の多くは自宅が被災しており、竹林は夏以降、ほとんど手が入っていない状況になっています。

コープこうべで用意した黄色いトレーナーで一致団結し、竹林に入り、枯れた竹などを切り出していきます。運びやすい大きさに裁断した竹は一か所にまとめ、どんどん焼却していきます。

参加者全員の頑張りで、竹林はきれいに整備されました。

休憩時には、たけのこ掘りをしたり、竹林の所有者から真備町の現状についてお話を聞きました。こうして少しでもボランティアがお手伝いすることで、被災地の特産品が守られているということを、若い世代の方と共有する良い機会になりました。

今後について

今回、岡山県倉敷市真備町で3度目のボランティア活動を実施しましたが、倉敷市では現在でも多くのボランティアを求めている状況で、まだまだ継続的な支援が必要であると思います。
コープこうべでは、「平成30年7月豪雨災害緊急募金」の一部を独自の支援に使用していくことを決定しています。皆様にご協力いただいた募金を有効活用していくため、今後も数回程度、ボランティアバスの派遣を検討し、全力で被災地支援を行ってまいります。