「平和のつどい」レポート

食べ物に困った戦中・戦後。
いま防災から平和を考える。

夏休みに開催された「平和のつどい」。
組合員や大学生が一緒になって盛り上げたイベントを、
インターンシップの学生が取材しました。

8月20日、協同購入センター西神戸で「第5地区平和のつどい」が開催されました。「戦争や自然災害の体験を次世代に伝えて平和の尊さを再確認する、そして自然災害に備える」を目的に行われたイベントに65人が参加しました。

「平和は当たり前ではない」を再確認する催しの一つとして、小・中学生による「夏休み親子広島平和の旅」の報告がありました。彼らは、この旅で戦争の悲惨さを知り、「同じ過ちを繰り返してはいけない」と話しました。また、会場では食品工場生産品の「神戸ハイカラメロンパン」「焼きカレーパン」を販売し、売り上げの一部を「平和のカンパ」に寄付。50個のパンは、販売が開始するとまもなく売り切れました。

自然災害に備える催しでは、防災グッズの展示「ポリ袋で作る蒸しパン」「新聞紙で作る防災スリッパ」などの防災学習が行われました。ポリ袋を使った蒸しパンは、神戸学院大学の「防災女子」が提案したレシピ。メンバーの一人は「被災時の食事は乾パンやレトルト食品のように栄養が偏りがちになって、ストレスがたまってしまう」「災害時でも作ることができるようなレシピを提案しています」と話していました。非常時用の食料だけではなく、日常生活でも使用できる食材を定期的に食べ、食べた分を補充する「ローリングストック」という備蓄方法も提案されていました。

「自然災害に備える」「もしものときの準備をする」が平和を守ることにつながります。防災という観点から「平和」について考えることができた貴重な1日となりました。

取材して感じたこと

「防災という観点から平和について考える」という今までの私には思いつかなかった考え方に大変驚かされました。このイベントを主催されていた第5地区活動本部の山口美樹さんによると、「身近な衣食住から『平和』を学ぶ」ことを目的とされていたようで、参加者から実際にお話を聞いたり、試食やワークショップで体験したりすることで楽しく学ぶことができました。特に大学生とこのようなイベントの協働は初の試みとのことで、「若い世代に防災やコープの活動を知ってもらいたい」という思いがあったそうです。私たち若者が積極的に参加し、発信して広めていくことが一番だと思います。「防災女子」の活動がここから広がってほしいです。
近藤晴香さん

このイベントの内容そのものは戦争や防災について考える堅い一面がありました。しかし、参加者して感じたのは、親戚の家にいるような雰囲気でした。そのこともあり、高齢の方から戦争の体験談を聞く機会が何度もありました。中でも、戦中・戦後は食べ物に困ったという話が印象的でした。それは、戦争の悲惨さについての話だけではない貴重な話だと感じました。
金澤舞奈さん