「コープむつみ会・コープくらしの助け合いの会」レポート

助け合って35年 新しい出会い
思いをつなげて、つながって

「できるときにできる人ができることをちょっぴりお手伝い」
活動に関わるみんなで総会・交流会を行いました

「住み慣れた地域で安心して暮らし続けたい」「少しの手助けがあれば自立して生活できるのに」そんな組合員の声に応えて始まった「コープむつみ会」と「コープくらしの助け合いの会」が、昨年度の活動を振り返り、交流を深める「コープむつみ会」第35回総会を6月26日に、「コープくらしの助け合いの会」第9回全体交流会を6月30日にそれぞれ開催し、あわせて230人を超える参加がありました。

<活動時間表彰・顕彰>

2017年度末の活動時間の累計が一定時間に達した活動会員を表彰・顕彰。神戸市垂水区の野内貞枝さんは26年間にわたり、活動時間が9000時間を超えるなど、むつみ会で7人、助け合いの会で10人の方々が表彰・顕彰を受けられました。対象の活動会員からは、周囲の支えに対する感謝の言葉を述べられました。

  • 活動時間表彰(むつみ会)

  • 活動時間顕彰(助け合いの会)

<講演・学習会など>

むつみ会では、「実りある老後を過ごすために~老いを迎える備えと心構え~」と題し、医師であり介護老人保健施設ニューライフガラシア施設長の阿曽沼克弘さんによる終末期の医療や介護のあり方についてのお話の後、ご本人のギター伴奏で懐かしい歌をみんなで口ずさみました。

阿曽沼克弘さん(むつみ会)

助け合いの会では、NPO法人「しゃらく」の須貝静さんから高齢者の旅のサポートについて、また、コープこうべ企画政策部 拠点づくりの前田裕保さんから、高齢組合員の困りごとへの取り組みや居場所づくりについて、それぞれ多くの事例をご紹介いただき学習しました。

須貝静さん(助け合いの会)

グループごとでの話し合いでは、「活動を長く楽しく続けるコツ」として、「自分のペースをしっかりと持つ」ことや、「自身の介護経験を活かす」などと発表。
活動経験のない会員からは、「これからの活動が楽しみになりました」などの感想が聞かれました。

交流会の様子(助け合いの会)

参加者の声(アンケートから抜粋)

現場で活動されているコーディネーター、活動会員の生の声を聞けて勉強になりました。一般の組合員さんや、地域の方がたにも助け合いの活動を広げるとともに、利用、活動しやすいしくみもさらに強化する必要がある!

家事のお手伝いはしてもらっているが、利用会員さん自身も高齢者を支えるボランティアをされている。自分のために、待っていてくれる人の為に、自分の出来ることをしたいとおっしゃられて、そのボランティアにおける思いを伝えて下さった。助け合いの会に限らず、活動できる場で頑張ることはステキなことですね。

各地区の活動のお話を聞くことができ、今後の活動に役立てると思う。それぞれの活動の中で、楽しみながらしている姿勢が伝わってきた。感謝、にありがとう、の言葉をあらためて自覚認識した。助け合いの会にめぐりあえて感謝します。

山口理事長の言葉が興味深かった。「小さくまとめるのではなく、大きくまとめる」というもの。柔軟性や将来性なども含めた言葉と思った。学習会でのお話は、これからの深刻化する高齢社会にどう立ち向かうか、その示唆を与えるものとして、興味深く聴きました。