虹っ子平和スタディツアーレポート

平和な時代に生まれてきたんだ。
毎日を大切に生きなきゃ、と思う。

見て・聞いて・体験して、平和の大切さを考える旅「虹っ子平和スタディツアーin沖縄」。
ツアー後の4月4日(水)報告会が開かれ、子どもたちから様々な感想が寄せられました。

次世代を担う子どもたちに、平和について学んで考えてもらうことを目的に、2018年3月26日(月)
~28日(水)、「虹っ子平和スタディーツアーin沖縄」が開催されました。

この旅は、多くの組合員のみなさんが平和を願って寄せてくださった「平和のカンパ」からの助成を受けて実施しています。参加したのは、作文選考を経た小学生~高校生の子どもたち17人。

報告会では、見学した資料館や糸数壕(アブチラガマ)で感じたこと、また、戦争と平和、命の尊さなどについて、子どもたちから発表がありました。

ぼくは、沖縄に行って「戦争ってなんのためにあるん?」「国民のこと考えた?」と思いました。
沖縄はどこに行っても、心を打たれるばかりでした。だから、この機会を生かし、平和についてもっと知るということを大切にしたいと思います。
「平和」の反対は「戦争」と言われていますね。こんな言葉を言えるのもやっぱり「平和」だから言えるわけです。だから、この平和の時代に生まれたことを感謝して、日々を大切に生きていきたいと思います。
小学5年生

私は今まで平和学習をするのは、戦争の悲惨さを知るためだと思っていました。しかし、対馬丸記念館や糸数アブチラガマで語り部さんのお話を聞いて、平和学習は、平和な時代だからこそできるものであり、戦争がかつてもたらした現実を知ることで、今、私たちが生きるこの時代に二度と戦争をおこしてはいけない、戦争は何も返してくれないということを感じるためだと思いました。
また、平和学習を通じて、戦争のことや、今の時代に対する感謝の気持ちだけでなく、「命の大切さ」も実感することができました。だから、私は今まで以上に家族と一緒にくらしたり、毎日勉強できることに感謝したいです。
高校3年生

三日間のツアーを終えて思うのは、参加できて本当に良かったということです。それは、沖縄の歴史について勉強する機会が与えられたことだけでなく、新しい仲間との出会いがあったことです。
沖縄の歴史は、戦争・・・僕たちの年代の人が学徒隊として戦争に加わっていたことが衝撃的でした。
まだまだ、生きたかっただろうし、やりたかったこともたくさんあったと思います。それに比べ、今、自分はなんて幸せなのか・・・この幸せな暮らしを守っていかないといけないと感じました。平和について自分が得た知識を周りの知らない人に知らせていかなければという「使命」を感じています。
ツアーで出会った仲間と一緒に行動するなかで 自分の意外な新しい一面を知ることができました。それは、自分にとってとても自信になりました。この自信を生かしどんどん新しい世界に飛び込んでいき仲間を増やしたいと思いました。
最後に、このツアーを企画して引率してくださったコープの皆さん、一緒に参加した仲間たちに感謝しています。是非、また参加したいと思います。
高校1年生