やさしさをチカラに
2024.12.13
今年度は、台風や前線の動きが活発化し、豪雨被害が各地で発生いたしました。
ハート基金運営員会では、災害発生時に情報収集・被害状況の把握、拠出の検討を行い、組合員のみなさんからお寄せいただいた募金を、被災地へいち早くお届けしました。
2024年度上半期の拠出先を、ご報告いたします。
①令和6年7月25日からの大雨被害
梅雨前線の活動が活発になった影響により、7月25日から山形県や秋田県で多いところでは平年の7月1か月分の1.7倍余りに達するほどの記録的な大雨となりました。山形県では昼すぎと夜遅くの2度にわたって大雨の特別警報が発表され、最上川、鮭川、日向川が氾濫、秋田県では子吉川が氾濫したほか、7か所で川の堤防が決壊するといった被害がでました。
ハート基金からは、秋田県社会福祉協議会へ20万円、山形県社会福祉協議会へ30万円の拠出支援を決定し、災害ボランティアセンター運営費、ボランティア活動に必要な資機材費、熱中症対策品費、ボランティア送迎用のレンタカー代などにご活用いただきました。
※写真:酒田市でのボランティア活動の様子(山形県)
※写真:ボランティア活動に必要な消耗品など(秋田県)
②台風10号による大雨被害
8月に発生した台風10号は、非常にゆっくりとした速度で進みながら日本付近に強い暖湿気を送り込んだため、台風から離れた地域でも大雨の被害が発生するなど、列島各地に大雨被害や交通機関への影響をもたらしました。大分県では、土砂崩れや路面の陥没など道路への影響や、最大で3000戸を超える建物が停電、断水被害も発生しました。
ハート基金からは、大分県社会福祉協議会へ20万円の拠出支援を決定し、活動用資機材費(軍手、デッキブラシ等)やボランティアセンター運営費に活用いただきました。
※写真:浸水被害等へのボランティア活動の様子(大分県)
ハート基金へ募金いただいている組合員の皆さまのお気持ちを被災地の支援につなげていけるよう、今後も災害が発生した際は、被災地域からの情報を元に、ハート基金運営員会で拠出支援を検討してまいります。
※「阪神・淡路大震災を忘れないように」と毎年1月にコープこうべの店舗・宅配で集中募金に取り組みます。ご協力をよろしくお願いいたします。
コープこうべは、阪神・淡路大震災以降、国内外で発生した自然災害に対して緊急募金を行い、被災地を支援する活動に取り組んできました。しかし、この方法では、現地に届くまでにどうしても時間がかかってしまいます。そこで、国内外で自然災害が発生した場合の迅速な支援を目的として1999年1月に「コープこうべ災害緊急支援基金」を設立し、初期の救援活動を中心に被災者・被災地に必要とされる支援を行っています。
この基金は、毎年1月の集中募金や年間を通じて寄付を募り、組合員の皆さまからお寄せいただいた募金をプールしておき、災害が発生した際に迅速な支援につなげています。
また、コープこうべの組合員で構成される「コープこうべ災害緊急支援基金運営委員会」が運営管理し、自然災害が発生したときに支援について話し合って支援の内容を決めています。
★これまでのハート基金からの拠出先は、こちらからご覧いただけます。