やさしさをチカラに

【ハート基金】2023年度上半期拠出先のご報告③

2023.12.06

ハート基金運営員会では、災害発生時に情報収集・被害状況の把握、拠出の検討を行い、組合員のみなさんからお寄せいただいた募金を、被災地へいち早くお届けしました。

2023年度上半期拠出先のご報告③です。

⑤台風7号による大雨被害

2023年8月に和歌山県潮岬付近に上陸した台風7号は、その後近畿地方を北西に進み、兵庫県明石市付近に再上陸し、豊岡市付近から日本海に抜けて北東に進みました。台風の通過や台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込んだため、近畿地方や中国地方を中心に記録的な大雨となり、京都府北部の綾部市、福知山市、舞鶴市で記録的短時間大雨情報が出される状況となりました。

ハート基金からは、京都府社会福祉協議会に10万円の拠出を決定し、熱中症対策費として活用いただきました。

001.jpg※写真:ボランティアセンターからの呼びかけで、集まったボランティアの方々
台風7号(京都府社協).jpg※写真:ボランティア活動の様子

⑥台風13号による大雨被害

9月に東海道沖に接近した台風13号は、台風の中心から離れた所でも記録的な大雨になるなど、福島県、茨城県、千葉県など広域に大きな被害をもたらしました。地域によっては、これまでの観測記録1位の1.7倍を記録する地域や、記録的短時間大雨情報が発表される状況となる地域もありました。

ハート基金からは、茨城県社会福祉協議会と福島県社会福祉協議会に20万円の拠出を決定し、熱中症対策費やボランティアスタッフを送迎するレンタカー代、ボランティアセンター運営費として活用いただきました。

⑦ウクライナ避難民への支援

組合員の皆さまからの「ウクライナ避難民へ何か支援できないか」という声に加え、兵庫県からも支援協力について申し入れがあったことを受け、買い物支援として、現物支給ではなく避難民の方が自らのニーズに合った商品を購入できる環境を整えるべく、2022年度に引き続き、キャッシュレスで買い物可能なプリペイドカード(コーピーカード)の支給支援を行っています。(支援期間は、2024年3月末までの受付分/拠出金額の上限は、2022年度からの累計で1,000万円。)

今年度は202310月末時点で、ハート基金から100万円を拠出し、10世帯へ給付手続きを行っています。(2022年度から累計66世帯へ給付手続き)

しゃぼんハート.png

ハート基金へ募金いただいている組合員の皆さまのお気持ちを被災地の支援につなげていけるよう、今後も災害が発生した際は、被災地からの情報を元に、ハート基金運営員会で拠出支援を検討してまいります。

※「阪神・淡路大震災を忘れないように」と毎年1月にコープこうべの店舗・宅配で集中募金に取り組みます。ご協力をよろしくお願いいたします。

***ハート基金(コープこうべ災害緊急支援基金)***

コープこうべは、阪神・淡路大震災以降、国内外で発生した自然災害に対して緊急募金を行い、被災地を支援する活動に取り組んできました。しかし、この方法では、現地に届くまでにどうしても時間がかかってしまいます。そこで、国内外で自然災害が発生した場合の迅速な支援を目的として19991月に「コープこうべ災害緊急支援基金」を設立し、初期の救援活動を中心に被災者・被災地に必要とされる支援を行っています。

この基金は、毎年1月の集中募金や年間を通じて寄付を募り、組合員の皆さまからお寄せいただいた募金をプールしておき、災害が発生した際に迅速な支援につなげています。

また、コープこうべの組合員で構成される「コープこうべ災害緊急支援基金運営委員会」が運営管理し、自然災害が発生したときに支援について話し合って支援の内容を決めています。

★これまでのハート基金からの拠出先は、こちらからご覧いただけます。