きつねの窓

安房直子

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染物屋に化けたこぎつねと猟師が出会います。どちらもひとりぼっち。こぎつねが不思議な染料で染めた指で作った窓をのぞくと、そこには鉄砲で殺されて二度と逢えない母ぎつねや懐かしい風景が広がります。「これがあるからぼくは寂しくない」とこぎつねは言います。「ぼくもそんな窓がほしいなぁ」猟師は、持っている鉄砲とひきかえに指を染めてもらいます。その窓に夢中になったあと、現実世界に戻り、いつも通り手を洗ってしまった・・・。国語の教科書にも何回も載っている、安房直子さんの代表作です。

(momo)

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