焼けあとのちかい

半藤 一利

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1930年、東京の下町、向島に生まれた半藤一利が(「歴史探偵」として主に近現代史について著作多数)子どもの頃に平和な日常から一転。戦争、空襲を体験して今までしんじてきた「絶対」というものが、どんなにむなしく、自分勝手な信念であったかを思い知らされた。二度と「絶対」という言葉は使わないと心にちかって生きてきたが、今あえて「絶対」という言葉を使ってどうしても伝えたいたったひとつの想い。「戦争だけは絶対にはじめてはいけない」2019年7月12日刊行。2021年1月12日半藤没。半藤の生涯ただ一冊の絵本。これは子どもたち、後へ続く者たちへの遺言のように思えてならない。

(エミリー)

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